初心者向け用語を覚えたら、次は中級者向けの用語にチャレンジしましょう。これらの用語を知ることで、より深くマーケットを分析したり、高度な取引戦略を使いこなせるようになります。

初心者の方は難しいかもしれないけど、頑張って覚えていこう!
【市場・注文関連編】
■ インターバンク市場
世界中の銀行同士が通貨を取引する大規模な市場。為替レートの中心価格はこの市場で決まる。
■ オーバーナイトポジション
翌日に持ち越したポジションのこと。スワップポイントが発生することがある。
■ スリッページ
注文した価格と実際に約定した価格にズレが生じる現象。相場の急変時に発生しやすい。
■ リクオート
注文時に、提示された価格から新しい価格に変更されること。主に急激な価格変動時に起こる。
■ 約定
注文が成立して売買が完了すること。
■ ボラティリティ
価格の変動幅の大きさ。高いほどリスクもチャンスも大きい。
【テクニカル分析・戦略編】
■ インジケーター
チャートに表示して売買の判断材料とする指標。例:RSI、MACD、移動平均線など。
■ オシレーター系
相場の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断する指標。例:RSI、ストキャスティクスなど。
■ RSI(相対力指数)
価格の上昇・下落の勢いを示すオシレーター系指標。70以上で買われ過ぎ、30以下で売られ過ぎと判断される。
■ ストキャスティクス
直近の高値・安値と現在の価格の関係から買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する指標。
■ MACD(移動平均収束拡散法)
短期と長期の移動平均線の差を基にトレンドの強弱や転換を判断する指標。シグナル線との交差が売買サインとされる。
■ トレンド系
相場の方向性(上昇・下降)を判断する指標。例:移動平均線、ボリンジャーバンドなど。
■ 移動平均線
過去の一定期間の終値の平均値を線で表したもの。トレンド方向やサポート・レジスタンスとして利用される。
■ ボリンジャーバンド
移動平均線とその上下に標準偏差を加えたバンドを表示する指標。バンドの広がりでボラティリティを判断する。
■ ダイバージェンス
価格とインジケーターの動きが逆方向になる現象。トレンド転換のサインとされる。
■ フィボナッチ・リトレースメント
価格の押し目や戻り目を予測するための数値比率(23.6%、38.2%、61.8%など)。
■ ピボットポイント
その日の相場の上下の目安となる指標。日々の売買判断に利用される。
【ファンダメンタルズ・市場要因編】
■ 金融政策
各国の中央銀行が決める金利や通貨供給量の調整方針。為替レートに大きな影響を与える。
■ 経済指標
GDP、雇用統計、消費者物価指数(CPI)など。発表後に相場が大きく動くことがある。
■ リスクオン/リスクオフ
投資家がリスクを取る動き(オン)と、安全資産に逃げる動き(オフ)。為替市場では円やドルが安全資産として買われやすい。
■ キャリートレード
低金利の通貨を借りて、高金利の通貨に投資する取引手法。金利差(スワップ)を狙う。
■ 地政学リスク
戦争やテロ、国際関係の悪化などによる相場への影響。
【リスク管理・資金管理編】
■ ドローダウン
過去の最高資産額から、どれだけ減少したかを示す指標。大きいとリスクが高い状態。
■ ポートフォリオ
複数の通貨や商品などを組み合わせた取引全体のバランス管理。
■ リスクリワード比
利益と損失のバランスを示す指標。利益>損失になるように設定するのが基本。
■ トレーリングストップ
利益が出ているポジションに対して、自動的に損切りラインを引き上げていく注文方法。
【まとめ】
いかがでしょうか?初級編に比べ難しい用語も増えていますが、FXを続けていくと何度も目にする用語ばかりです。
用語の意味を知っているだけで、より知識の吸収率が高まりますので、1つずつ覚えていきましょう。



特にテクニカル分析・戦略編は要チェック!